アンバーは琥珀とも呼んでいます。
鉱石ではなく、アンバーは約3000万年以上前の葉樹林の樹脂の化石で、色は黄、黄褐、褐赤色の半透明や透明なものがあります。
産地はドミニカ共和国やヨーロッパが主な産地ですが、日本や世界各国でも産出されています。
日本では、岩手県が誇る文学者、宮沢賢治は、アンバーは非常に馴染みの深い石の1つでした。
鉱物好きだった宮沢賢治は、空や太陽、月、星、海などの色合いを、沢山の石を使って表現していました。
アンバーの中には、昆虫や植物の葉が混入しています。
昆虫が封じ込められたものは虫入りアンバーと呼ばれ、見た目におもしろいばかりでなく、学術的にも非常に価値の高いものです。
見る人によっては、少し恐いと感じると思います。
アンバーは、古代アラビア語の海の漂流物という単語に由来したものだと考えられています。
これは嵐のあとに海から打ち上げられたものであったからだということです。
産地や原料となる樹木によって、褐色、白、青、緑、黒とさまざまな色合いがあり、250色もの色彩があるといわれています。
アンバーの世界的な産地のひとつに、岩手県の久慈市があります。
久慈産のアンバーは、白亜紀後期のスギ科の針葉樹の樹脂でできており、赤みを帯びた茶褐色や黒色、縞目の模様などが多く産出しています。
アンバーは、古い歴史を持つ石です。
デンマークの遊牧民族は、1500年も前から、道具やお守りとして使われていたと伝えられています。
イギリスでは、結婚10年目に、夫から妻にアンバーを贈る習慣があるそうです。
アンバーの贈り物には、幸せを贈るという意味があるといわれています。
アンバーは、18世紀の前半まで、海の産物だと信じられていました。
18世紀後半に入ってから、陸からも採掘されるようになりましたが、海にまつわる伝説を各地に残しています。
ギリシア神話の中にもアンバーにまつわるうつくしいお話はあります。
また、アンバーには人魚の涙という別名があります。
そして、静電気を帯びる性質を持ち合わせています。
古代より、財運の石と呼ばれているので豊かさの象徴といわれています。
アンバーをお守りとして身につけていた人は、スムーズに行かなかった人間関係が良好になったり、友人に貸していたお金が返ってきたりと、何事も良い方向へ流れていきました。
恋愛では、資産家の男性と縁があり結婚した方の話も聞きます。
仏教では七宝のひとつにも数えられ、やはり金運を呼ぶ石だといわれています。
アンバーは、植物由来の深いやさしさで包み込んでくれるので深い癒しの効果もあります。
体の不調も回復する働きかけがるようです。
マイナスエネルギーを寄せ付けないので、浄化してくれる効果もあり健康運も上がります。
もともと植物の樹脂で出来ているので、植物のように呼吸をする効果があります。
この呼吸は良いエネルギーを吸収し、悪いエネルギーを吐くというように、持ち主に平穏を与え、精神的な安定をサポートしてくれる石となります。
エネルギーの流れを変えるので、運気がアップしたい人にはおすすめです。

kilastone

最新記事 by kilastone (全て見る)
- 不思議なブレスレット - 2022年1月15日
- パワーストーンブレスレット激安です! - 2021年9月24日
- 晴れやかに笑顔でいられるアマゾナイト&クラック水晶ブレスレット - 2021年7月13日